今、語ろう。新寮のすべて。 <2012年末発行のラ・サールタイムスより転載>

ラ・サール学園新寮イメージ|ラ・サール学園同窓会

ここが違う!新寮のなかみ

ラ・サール学園新寮イメージ|ラ・サール学園同窓会
ラ・サール学園新寮イメージ|ラ・サール学園同窓会

1階

1階には事務室、食堂、風呂などの、今まで分散して建っていたものが集まっており、動線がまとめられている。中庭に面する壁は全てガラス張りになっていて、開放的になっている。

食堂

今までの「寮食」といえば、おかずが冷たいとき、おかずをご飯の上に乗せて温めるという荒技を使っている人もいただろう。しかし、新寮の食堂には保温庫があり、そこからいつでも温かいおかずを受け取れるようになる。寮食のなかみは変わらないが、温かくなるというだけで、われわれ寮生にとって「大きな一歩」となるのではないだろうか。

風呂場

風呂も寮生にとって大きな悩みである。まず、寮に入りたてのころ誰もが苦戦したであろう熱湯冷水分離式のカラン。慣れてくると絶妙な力の入れ具合で水を連続噴射させたり、絶妙なリズムで熱湯、冷水を交互に入れるといった自分なりの丁度いい温度のお湯を作る方法を編み出す人も居るが、どちらにしても面倒くさい。実家から寮に戻ってきてあのカランを使うとき、いかに家の風呂が楽であったかを感じただろう。

新寮の風呂場にはカラン付きシャワーが完備され、家の風呂のような快適さを味わうことができる。しかも、中学・高校と風呂場が分かれるため、上下関係のトラブル等も無くなる。中・高にそれぞれ3室ずつと少ないがシャワー室も設置される。

他にも、風呂といえば私物の管理の問題があるが、新寮には、風呂場の外に生徒全員分のダイヤル式ロッカーが設置されるため心配はなくなるだろう。

洗濯場

今までの1.5倍の数の洗濯機を導入する。これまで以上にきれいになるのでは?

2・3・4階

2・3・4階はどの階も中学・高校が分離された居住スペースになっている。中学は8人部屋、高校は個室であり、中学・高校共に自習室がある。新しいのは高校の自習室ができることだ。ラウンジ(今の中学寮で言う多目的室?)が中学・高校の各階にあり、中学のラウンジにはテレビが置かれる。給湯室も今まで通り中学・高校にそれぞれ設置される。

ラ・サール学園新寮イメージ|ラ・サール学園同窓会

ラ・サール学園新寮の詳細

総面積 1万1千平方メートル 鉄筋コンクリート4階建(中高棟一体型)
建設場所 今迄の第二体育館敷地
1階 エントランス、事務室、食堂、浴室、病室、舎監職員室、母の会室、洗濯室など
2階~4階 中学・高校寮室、中学・高校学習室、ラウンジ、舎監室など