「ミャンマーのラ・サール会学校再興に向けた募金(通称:ミャンマー募金)」 最終ご報告

長らく皆様からご寄付いただき同窓会でお預かりしておりました通称「ミャンマー募金」につきまして、最終のご報告をさせていただきます。
募金・寄付事業の経緯
まず「ミャンマー募金」とは、当時のラ・サール会ロバート・スチーラ総長が、聖ラ・サール没後300年にあたる2019年に、かつて一度撤退を余儀なくされたミャンマーでのラ・サール校を再興する方針を明らかにし、ミャンマーや日本など東アジア地区が所属するLEAD(LaSallian East Asia District)のラ・サーリアンに協力を呼びかけた事がきっかけでした。
日本においては、当時LEADの担当者でもあった前ホセ校長先生から、ぜひ我々同窓会に協力して欲しいとの要請を受け、2018年から2019年末まで行った募金活動を指します。
最終的に送金手続きを始めようとしたところ、ミャンマーの軍事政権による大きな国内変化に直面したため、一旦送金を保留し現在まで送金することなく同窓会でお預かりしたままになっておりました。
ミャンマーにおける資金活用の確認
それまでの間、何度かLEADと送金のための手続き等につきまして協議を重ねていましたがなかなか進捗を見ずにおりました。その後2023年11月にLEADの副管区長が鹿児島に来られた機会にラ・サール高校において同窓会側と面談し、具体的な送金先や方法について協議をすることができました。
その結果、LEAD主体でミャンマーに再建する教育施設を支援する目的で寄付することで概ね合意し、その事業内容を翌2024年8月開催の同窓会理事会に諮り実施決議を受けました。
ただその際、ミャンマーの国内情勢が不安定との報道もあり、寄付金が主旨と異なる用途に流用されないかという懸念が出たため、送金する前の確認として本事業主体であるLEADから「正当な目的に使用する」という確約を取ることになり、ようやく2025年1月にそれに対する報告が得られましたので、送金手続きを進める事にしました。
日本ラ・サール会を通じた送金
なお送金につきましては、現在は任意団体である同窓会からの海外送金は極めて難しい環境にあるため、一旦日本のラ・サール会に送金し、同会からLEADに送ってもらうという段取りとします。
募金活動終了から4年以上経過してしまいましたが、ようやく活動を完了できるとともに、募金していただいた同窓生各位の意思を伝えることができ安堵しております。
同窓生の皆様、長い間のご協力本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
